令和3年度第4回一橋大学政策フォーラム 「地域の産業振興政策と中小企業政策 ―研究と実務の連携を目指して―」を開催しました。

一橋大学社会科学高等研究院地域・中小企業政策研究センター(HIAS SME)は、令和3年度第4回一橋大学政策フォーラム「地域の産業振興政策と中小企業政策―研究と実務の連携を目指して―」を、2月28日(月)にオンライン開催し、118名にご参加いただきました。

プログラムは、大月康弘社会科学高等研究院長/副学長、新居泰人中小企業庁次長、岡室博之社会科学高等研究院地域・中小企業政策研究センター長/経済学研究科教授による開会挨拶で幕を開けました。研究報告では、報告1として岡室博之教授が「中小企業政策の地方分権化・『創業支援事業計画』認定事業の評価」、報告2として冨浦英一経済学研究科教授が「産業クラスター政策と企業の取引ネットワーク」、報告3として宮川大介経営管理研究科准教授が「設備投資減税の中小企業への因果効果」、報告4として植杉威一郎経済研究所教授が「信用保証と政府系金融機関の貸出の効果」と題した報告を行いました。

後半は、関口訓央中小企業庁小規模企業振興課長が司会となり、パネリストとして遠藤幹夫中小企業庁取引課長、菊地康之中小企業庁金融課長補佐、森川正之経済研究所教授/独立行政法人経済産業研究所所長、植杉威一郎経済研究所教授を迎え、パネル討論「地域・中小企業政策研究の進化と実務への反映」を実施しました。パネル討論では、3つのテーマ(統計・行政データの研究利用の可能性/政策課題・政策評価に資する研究の方向性/大学・行政間の学術交流を推進する人材の確保・育成)に沿った討論が行われ、示唆に富んだ意見が交わされました。最後に、芳田直樹中小企業庁調査室長による閉会挨拶で締めくくられ、多くの方の関心を集めた本フォーラムは盛況のうちに幕を閉じました。

 

 

大月康弘副学長による開会挨拶

新居泰人中小企業庁次長による開会挨拶

岡室博之地域・中小企業政策研究センター長による開会挨拶

芳田直樹中小企業庁調査室長による閉会挨拶

パネル討論の様子